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mobiledecoder2:update

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mobiledecoder2:update [2021/06/28 14:12] – [配線方法] ytsuruimobiledecoder2:update [2021/07/04 06:31] – [配線方法] ytsurui
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-====== ファームウェア更新方法 (jtag2updi) ======+====== ファームウェア更新方法 (avrdude) ======
  
-このページでは、サークル「MT40」で頒布している、「[[:mobiledecoder2|Nゲージ向けDCCデコーダ (第二世代)]]」のファームウェアを更新する方法についてご案内しております。+このページでは、サークル「MT40」で頒布している、「[[:mobiledecoder2:top|Nゲージ向けDCCデコーダ (第二世代)]]」のファームウェアを更新する方法についてご案内しております。
  
 これ以外の機種の場合は、該当の機種のページをご参照ください。 これ以外の機種の場合は、該当の機種のページをご参照ください。
 +
 +
 +この手順書は、avrdudeコマンドを直接操作してコンパイル済みのHexファイルを書き込む方法の案内となります。 \\
 +他に[[mobiledecoder2:firmupdate:arduino|Arduino IDEから書き込む方法]]もあります。
  
 ---- ----
行 9: 行 13:
 ====== はじめに ====== ====== はじめに ======
  
-[[:mobiledecoder2|Nゲージ向けDCCデコーダ (第二世代)]]では、マイコンに[[https://www.microchip.com/wwwproducts/en/ATtiny1606|ATtiny1606]]または[[https://www.microchip.com/wwwproducts/en/ATtiny806|ATtiny806]]を使用しております。 \\+[[:mobiledecoder2:top|Nゲージ向けDCCデコーダ (第二世代)]]では、マイコンに[[https://www.microchip.com/wwwproducts/en/ATtiny1606|ATtiny1606]]または[[https://www.microchip.com/wwwproducts/en/ATtiny806|ATtiny806]]を使用しております。 \\
 そのため、ファームウェアの書き換えを行うためにはUPDIインターフェースに対応したマイコンライターを用意する必要があります。 そのため、ファームウェアの書き換えを行うためにはUPDIインターフェースに対応したマイコンライターを用意する必要があります。
  
行 100: 行 104:
 PROG端子の「UPDI」は、4.7kΩの抵抗器を介して、Arduinoの「#6」端子 (Digital #6) に接続します。 PROG端子の「UPDI」は、4.7kΩの抵抗器を介して、Arduinoの「#6」端子 (Digital #6) に接続します。
  
-線路電源の端子については、ワニ口クリップで線路電源 (コマンドステーション出力やDC12V) に接続します。+線路電源の端子については、ワニ口クリップで線路電源 (コマンドステーション出力やDC12V) 、またはArduino上から供給する+5V電源に接続します。 
 + 
 +<WRAP group> 
 +<WRAP half column> 
 +{{ :mobiledecoder2:k3066ra:k3066ra_progconn.jpg?400 |}} 
 +</WRAP> 
 + 
 +<WRAP half column> 
 +{{ :mobiledecoder2:k3057ra:k3057ra_progconn.jpg?400 |}} 
 +</WRAP> 
 +</WRAP> 
  
 もっとも単純な接続事例を下記写真で示しますので、参考にしてください。 もっとも単純な接続事例を下記写真で示しますので、参考にしてください。
行 115: 行 130:
  
 K3057シリーズは構造上、線路端子の裏側に別のパターンが存在しており、そのままワニ口クリップで基板を挟むとはんだレジストが損傷し、意図せず短絡してデコーダ焼損が発生するケースがあります。 \\ K3057シリーズは構造上、線路端子の裏側に別のパターンが存在しており、そのままワニ口クリップで基板を挟むとはんだレジストが損傷し、意図せず短絡してデコーダ焼損が発生するケースがあります。 \\
-そのため、下記例のように厚紙やプラ板などを挟み、線路端子の反対側を保護するように接続してください。+そのため、下記例のように適当な厚紙やプラ板などを挟み、線路端子の反対側を保護するように接続してください。
  
 {{:mobiledecoder2:firmupdate:jtag2updi:k3057-warning.jpg?400|}} {{:mobiledecoder2:firmupdate:jtag2updi:k3057-warning.jpg?400|}}
行 122: 行 137:
 ---- ----
  
-====== Arduinoをライターにする ======+====== ArduinoをAVRライターにする ======
  
 用意したArduinoにjtag2updiを書き込み、UPDIライターとして機能するようにします。 用意したArduinoにjtag2updiを書き込み、UPDIライターとして機能するようにします。
  
-===== jtag2updiのダウンロード ===== +書き込み方法等詳細[[mobiledecoder2:firmupdate:jtag2updi|こち]]ご確認ください。
- +
-下記ページから、jtag2updiをダウンロードします。 +
- +
-https://github.com/ElTangas/jtag2updi +
- +
-{{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:download-jtag2updi.png?400|}} +
- +
-ダウンロードしたファイルを展開すると、下記の内容が表示されますので、「source」フォルダを「jtag2updi」に変更します。 +
- +
-{{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:open-jtag2updi-1.png?400|}} +
-{{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:open-jtag2updi-3.png?400|}} +
- +
- +
-名前を変更した「jtag2updi」フォルダを開き、「jtag2updi.ino」を開きます。 +
- +
-{{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:open-jtag2updi-2.png?400|}} +
- +
-===== jtag2updiのビルド・Arduinoへの書き込み ===== +
- +
-書き込み機として用意したArduinoの種類に合わせ、ボードの種類を選択します。 \\ +
-今回例でArduino Unoの互換機を用意したため、「Arduino Uno」を選択します。 +
- +
-{{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:selectboard.png?400|}} +
- +
-メニューか「スケッチ」「検証・コンパイル」選び、ビルドします。 +
- +
-{{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:jtag2updi-build.png?400|}} +
- +
-「マイコンボードに書き込む」を選び、Arduinoに書き込みます。 +
- +
-{{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:jtag2updi-write.png?400|}} +
- +
-これで、ArduinoをUPDIに対応したマイコンライターとして使用する準備が整ました+
  
 ---- ----
行 166: 行 148:
 ====== ファームウェアの準備 ====== ====== ファームウェアの準備 ======
  
-[[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/tag/v1.0.1|こちら]]のページから、使用しているデコーダに適合するファームウェアをダウンロードしてください。+[[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/tag/v1.0.2|こちら]]のページから、使用しているデコーダに適合するファームウェアをダウンロードしてください。
  
-現在の最新バージョン: Version 2021.06.28 (v1.0.1)+現在の最新バージョン: Version 2021.07.02v2 (v1.0.2)
  
 {{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:download-firmware.png?400|}} {{:mobiledecoder2:update:jtag2updi:download-firmware.png?400|}}
  
 ^ デコーダの型番 ^ 対応するファームウェア ^ ^ デコーダの型番 ^ 対応するファームウェア ^
-| K3066RA | [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/download/v1.0.1/MotorDecoder2.ATtiny1606.hex|MotorDecoder2.ATtiny1606.hex]] | +| K3066RA | [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/download/v1.0.2/MotorDecoder2.ATtiny1606.hex|MotorDecoder2.ATtiny1606.hex]] | 
-| K3057RA | [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/download/v1.0.1/MotorDecoder2.ATtiny1606.hex|MotorDecoder2.ATtiny1606.hex]] +| K3057RA | ::: 
-| K3057RA-S | [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/download/v1.0.1/MotorDecoder2.ATtiny1606.hex|MotorDecoder2.ATtiny1606.hex]] +| K3057RA-S | ::: 
-| K3057-T | [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/download/v1.0.1/FuncDecoder2.ATtiny806.hex|FuncDecoder2.ATtiny806.hex]] | +| K3057-T | [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/download/v1.0.2/FuncDecoder2.ATtiny806.hex|FuncDecoder2.ATtiny806.hex]] | 
-| K3057-ST | [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware/releases/download/v1.0.1/FuncDecoder2.ATtiny806.hex|FuncDecoder2.ATtiny806.hex]] |+| K3057-ST | ::: |
  
 ---- ----
mobiledecoder2/update.txt · 最終更新: 2021/07/04 12:29 by ytsurui

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