「第二世代」シリーズのDCCデコーダは、すべてアナログ環境での走行にある程度対応しております。
純直流出力方式のパワーパック以外にも、比較的トラブルの起きやすいPWM方式のアナログパワーパック環境においても走行させることが可能です。
そのため、DCC環境を用意できない場所や、DCCの使用を禁止されているレンタルレイアウトに搭載車両を持ち込んでも、走行に支障なく運転を楽しんでいただくことができます。
しかし、DCCデコーダに使用しているマイコンや内部回路の動作電圧の都合などから、操作は通常のアナログ車両と若干異なる方法となります。
本デコーダでは、ボリュームを最大まで回しても速度を抑制して走行可能な設定や、加速時における加速度を設定できるため、調整次第ではアナログ環境下でもリアルな運転を楽しむことも可能です。
アナログ走行を行うためには、下記の方法を行います。
(パワーパックのボリュームがゼロになっており、完全に停止している状態からの起動)
アナログ走行にかかわるCV番号、設定内容は下記となります。
必要に応じて設定を変更して使用してください。
CV番号 | 初期値 | アナログ走行時の設定内容 |
---|---|---|
29 | 14 | bit2: アナログ走行の有効・無効 Bit2 = 1でアナログ走行有効 |
50 | 255 (0xFF / 0b11111111) | アナログ走行時のファンクション有効化フラグ (bit8: Func8, bit7: Func7, …, bit0: Func0) |
58 | 127 | アナログ走行時の最高速度 0-255で速度の上限を設定 (初期値の127では、127/255=約50%) |
59 | 3 | アナログ走行時の加速度 線路電圧・走行方向判別完了後の加速動作時に使用する加速度 |
(2021年5月18日現在)