文書の過去の版を表示しています。
搭載例: KATO クモユニ147 (4870-1)
KATO クモユニ147 (品番: 4870-1) にK3057シリーズのK3057-Tを搭載する事例です。
この例では、ヘッドライトとテールライトをデコーダから操作できるようにします。
デコーダへのLED実装
この作例では、元の基板に実装されているLEDは使わず、新しいLEDを実装しました。
LEDは草心デジタル様で販売されているSC4008WWHを使用しております
LEDの取り付け足とパッド形状がほぼ一致してしまっているため、先にどちらかのパッドに予備はんだを行ってからはんだ付けするか、クリームはんだを用いて取り付けを行うのが良いかもしれません。
今回用いたLEDのリード形状の都合上、元のLEDより1mm程度前に付いてしまうため、車両側の導光材を1mm程度切り詰めて干渉しないようにしました。
写真のようにざっくりとしたカットでも十分な光量が得られます。
PROG端子の絶縁
基板裏のPROG端子と車両の集電板が接触してデコーダが焼損することを予防するために、デコーダ裏に絶縁テープを貼ります。
この例のように、PROG端子と隣接している線路電源のパッドまでまとめて絶縁してしまうことが確実です。
これは、PROG端子のみですと、取り付け時の取り扱いによっては、集電板がテープをはがす方向に作用してしまうことが考えられることや、集電板自体にプレス加工が行ってあり、中央部分のパッドで接触する構造となっているため、一か所程度は絶縁してあっても問題なく動作するためです。
コンデンサの搭載
※この項目はオプション的なものです。 お好みで行ってください。
走行時の集電不良によるデコーダの瞬停の頻度を少なくするために、デコーダに電解コンデンサを取り付けます。
デコーダの「12V」パッドと「GND」パッドからリード線を引き出します。
この作例では試作品を用いているため、12Vのパッドの代わりにブリッジダイオードから直接引き出していますが、現在出荷しているリビジョンには12Vのパッドが付いています。
極性を間違わないようにコンデンサを取り付けます。
今回の作例では荷物電車なので、窓がない場所を確認しながら車内にコンデンサを搭載しました。
コンデンサの取り付け位置にあたる箇所に両面テープを貼り、コンデンサが車内で動かないように固定します。
なお、写真撮影の都合上、車載した状態から作業開始した状態の写真となっておりますが、リード線のはんだ付けは搭載前に行ったほうが楽かもしれません。
使用したコンデンサ: ルビコン 220uF 25V
リンク先の秋月電子通商様以外にも、さまざまな電子部品ショップで似たようなスペックのコンデンサが扱われていると思いますので、お好みで選択してください。