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mobiledecoder2:k3057ra

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mobiledecoder2:k3057ra [2021/07/01 10:35] – [搭載例] ytsuruimobiledecoder2:k3057ra [2022/05/15 15:21] (現在) – [仕様] ytsurui
行 53: 行 53:
   * ファンクション番号はF0-F28を任意に割り当て可能   * ファンクション番号はF0-F28を任意に割り当て可能
   * ヘッドライトを停車時に減光する機能を搭載   * ヘッドライトを停車時に減光する機能を搭載
-  * テールライト用LEDを左右に設置することで、実車の入れ替え運転時に見られる片目点灯を再現可能+  * テールライト用LEDを左右に設置することで、実車の入運転時に見られる片目点灯を再現可能
   * BiDi (Railcom)による車両アドレスの応答に対応 \\ ※トレーラー車両向けモデルを除く   * BiDi (Railcom)による車両アドレスの応答に対応 \\ ※トレーラー車両向けモデルを除く
   * モーターのBEMFによるフィードバック制御に対応   * モーターのBEMFによるフィードバック制御に対応
行 63: 行 63:
  
 ^ 項目 ^ 内容 ^ ^ 項目 ^ 内容 ^
-| 基板寸法 | 69mm x 14mm x 1.7mm |+| 基板寸法 | 69mm x 14mm x 1.7mm \\ 基板厚: 0.6mm |
 | 推奨最大電圧 | 16V \\ 搭載する鉄道模型車両の定格電圧以下で使用してください。 | | 推奨最大電圧 | 16V \\ 搭載する鉄道模型車両の定格電圧以下で使用してください。 |
 | 絶対最大定格電圧 | 22V | | 絶対最大定格電圧 | 22V |
行 74: 行 74:
 お客様の工夫により、より大きいゲージの鉄道模型製品 (HOゲージ等) に搭載することも可能ですが、モーターがNゲージ用よりも大出力のものが搭載されていることにより、モーター出力回路が破損する恐れがありますので推奨しません。 お客様の工夫により、より大きいゲージの鉄道模型製品 (HOゲージ等) に搭載することも可能ですが、モーターがNゲージ用よりも大出力のものが搭載されていることにより、モーター出力回路が破損する恐れがありますので推奨しません。
  
-------+---- 
 + 
 +===== 型番ごとの機能 ===== 
 + 
 +^ ^ モーター制御 ^ ファンクション ^^^ Railcom (BiDi) ^ 自動ブレーキ \\ (アシンメトリーDCC) ^ 
 +^ ::: ^ ::: ^ 前方側 \\ (P1-P3) ^ 後方側 \\ (P4-P6) ^ 室内灯 \\ (P7) ^ ::: ^ ::: ^ 
 +^ K3057RA |  ○  |  ○  |  ○  |  ○  |  ○  |  ○  | 
 +^ K3057RA-S |  ○  |  ○  |    |  ○  |  ○  |  ○  | 
 +^ K3057-T |    |  ○  |  ○  |  ○  |    |    | 
 +^ K3057-ST |    |  ○  |    |  ○  |    |    | 
 + 
 +---- 
  
 ===== 基板の表記と対応するファンクション初期値 ===== ===== 基板の表記と対応するファンクション初期値 =====
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 | P7 | 室内灯(蛍光灯) | F3 | - | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) | | P7 | 室内灯(蛍光灯) | F3 | - | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) |
 | - | ヘッドライト減光 | F4 | - | | | - | ヘッドライト減光 | F4 | - | |
-| - | 入れ替え標識灯 \\ (テールライト左のみ点灯) | F7 | - | | +| - | 入標識灯 \\ (テールライト左のみ点灯) | F7 | - | | 
-| - | 入れ替え速度モード \\ (走行速度の上限値を下げる) | F7 | - | |+| - | 入速度モード \\ (走行速度の上限値を下げる) | F7 | - | |
  
 ※基板表記が無いものは仮想ファンクションですが、ファンクションの初期値として便宜上表記してあります。 ※基板表記が無いものは仮想ファンクションですが、ファンクションの初期値として便宜上表記してあります。
行 113: 行 125:
 ==== K3057RA / K3057RA-S (動力車) ==== ==== K3057RA / K3057RA-S (動力車) ====
  
-  * [[mobiledecoder2:搭載事例:k3057ra:KATO-3023-4|KATO EF64 1031 長岡車両センター (3023-4)]] +  * [[dccdecoder:搭載事例:k3057ra:KATO-3023-4|KATO EF64 1031 長岡車両センター (3023-4)]] 
-  * [[mobiledecoder2:搭載事例:k3057ra:KATO-4969|KATO クモニ13 (茶) (4969)]]+  * [[dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-4969|KATO クモニ13(茶) (4969)]] 
 +  * [[dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486|KATO 119系 飯田線 クモハ119 (10-1486)]]
  
 ==== K3057-T / K3057-ST (トレーラー車) ==== ==== K3057-T / K3057-ST (トレーラー車) ====
  
-  * [[mobiledecoder2:搭載事例:k3057ra:kato-4870-1|KATO クモユニ147 (4870-1)]]+  * [[dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-4870-1|KATO クモユニ147 (4870-1)]] 
 +  * [[dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486|KATO 119系 飯田線 クハ118 (10-1486)]]
  
 ※搭載例で使用しているデコーダは、試作サンプルを用いている場合があり、細部が頒布している製品と異なる場合があります。 \\ ※搭載例で使用しているデコーダは、試作サンプルを用いている場合があり、細部が頒布している製品と異なる場合があります。 \\
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   * [[mobiledecoder2:docs:analogoperation|アナログ環境での運転方法と設定について]]   * [[mobiledecoder2:docs:analogoperation|アナログ環境での運転方法と設定について]]
   * [[mobiledecoder2:docs:disable-bidi|BiDi(Railcom)の送出を無効にする方法]]   * [[mobiledecoder2:docs:disable-bidi|BiDi(Railcom)の送出を無効にする方法]]
 +  * [[mobiledecoder2:docs:funconly-prog|ファンクション専用デコーダでのCV値読み出し]]
 +
 +  * [[mobiledecoder2:firmware|ファームウェア情報]]
  
  
行 167: 行 184:
  
 </WRAP> </WRAP>
 +
 +----
 +
 +====== ファームウェア書き換え方法 ======
 +
 +ファームウェア書き換えは、デコーダ本体にあらかじめ装備されている「PROG」端子を使用して行います。 \\
 +この端子に、UPDI対応のAVRライターを接続して書き換えを行います。
 +
 +===== PROG端子のピンアサイン =====
 +
 +{{:mobiledecoder2:k3057ra:k3057ra-progconn.jpg?300|}}
 +
 +デコーダ表面の表記が読める方向に置いた際に、線路端子側が「UPDI」、ファンクション端子側が「GND」となっています。
 +
 +===== 書き換え手順 =====
 +
 +書き換え手順には、Arduino IDEでスケッチを書き込む方法、すでにコンパイル済みのバイナリを書き込む方法の2つがあります。
 +
 +  * [[mobiledecoder2:firmupdate:arduino|ファームウェア更新方法 (Arduino版、こちらを推奨)]] 
 +  * [[mobiledecoder2:firmupdate:writehex|ファームウェア更新方法 (Hexファイルの書き込み)]]
 +
 +AVRライターをお持ちでない場合、Arduinoデバイスがあればそれをライターとして使用することができます。
 +
 +  * [[mobiledecoder2:firmupdate:jtag2updi|jtag2updiを使用したUPDIライターの作成方法]]
 +
 +===== 書き換え時の接続方法 =====
 +
 +Arduino Unoをライターとして使用する際の接続方法を下図に示します。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k3057ra:k3057ra_progconn.jpg?600|}}
 +
 +デコーダ本体に電源供給を行わないとマイコンが動作しないため、この例ではArduino本体の+5VとGNDをデコーダの線路電源入力に接続しています。 \\
 +もちろん、線路電源入力に+12Vを供給したり、あるいはDCC線路から直接電源供給しても書き換えできます。
 +
 +==== 接続時の注意事項 ====
 +
 +K3057シリーズは構造上、線路端子の裏側に別のパターンが存在しており、そのままワニ口クリップで基板を挟むとはんだレジストが損傷し、意図せず短絡してデコーダ焼損が発生するケースがあります。 \\
 +そのため、下記例のように適当な厚紙やプラ板などを挟み、線路端子の反対側を保護するように接続してください。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k3057ra:k3057-warning.jpg?400 |}}
 +{{:mobiledecoder2:k3057ra:k3057-warning-2.jpg?400 |}}
 +
 +----
  
  
mobiledecoder2/k3057ra.1625135715.txt.gz · 最終更新: 2021/07/01 10:35 by ytsurui

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