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mobiledecoder2:k4595f

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mobiledecoder2:k4595f [2022/07/07 03:54] – 作成 ytsuruimobiledecoder2:k4595f [2024/04/25 04:22] (現在) – [K4595F] ytsurui
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 ====== K4595F ====== ====== K4595F ======
  
-KATO製鉄道模型車両の先頭車に搭載されているライト基板を交換することで、DCC化することができるデコーダです。+{{:mobiledecoder2:k4595f:k4595f-rev4.jpg?200|}} 
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:k4595f-rev5.jpg?200|}}
  
-作成中...+{{:mobiledecoder2:k4595f:rev4_rev5_compare.jpeg?400|}} 
 + 
 +KATO製鉄道模型車両の先頭車に搭載されているライト基板を交換することで、DCC化することができるデコーダです。 \\ 
 +主にDCCフレンドリー型デコーダに対応する基板が搭載されている車両に対応しています。 
 + 
 +【頒布ページ (Booth)】 \\ 
 +https://mt40.booth.pm/items/3986712 
 + 
 +---- 
 + 
 +====== 型番の違いについて ====== 
 + 
 +^ 型番 ^ 表面LED ^ 裏面LED ^ おもな対応車両 ^ LEDが同配置となるK社基板名 ^ 
 +^ K4595F \\ (LEDなし) | - | - | 汎用 | 
 +^ K4595F-LED TypeA | 白色 \\ P1 (ヘッドライト) | 白色 \\ P2 (テールライト) | 101系、113系、E231系近郊型等 | 4595-1G \\ クモハ101 ライトユニット | 
 +^ K4595F-LED TypeB | 電球色 \\ P1 (ヘッドライト) | 赤色 \\ P2 (テールライト) | 683系、80系など | 4510-1G \\ クロ683ライトユニット \\ (電球色) | 
 +^ K4595F-LED TypeC | 白色 \\ P2 (テールライト) | 白色 \\ P1 (ヘッドライト) | 731系、E231系通勤型、E233系等 | 4526G \\ クハ731-100 ライトユニット | 
 +^ K4595F-LED TypeD | 電球色 \\ P1 (ヘッドライト) | 電球色 \\ P2 (テールライト) | 西武5000系、 \\ E127系(2023年ロット) など | 14306-1G \\ 西武クハ5507 ライトユニット | 
 +^ K4595F-LED TypeE | 白色 \\ P1 (ヘッドライト) | 赤色 \\ P2 (テールライト) | 287系 など | 4683G \\ クロ682 ライトユニット |
  
 ---- ----
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   * KATO製鉄道模型車両の先頭車に使用されているライト基板と入れ替えることで、簡単にDCC化が可能。 \\ (車両によっては、干渉箇所の切削が必要になる可能性もあります)   * KATO製鉄道模型車両の先頭車に使用されているライト基板と入れ替えることで、簡単にDCC化が可能。 \\ (車両によっては、干渉箇所の切削が必要になる可能性もあります)
   * 4系統のファンクションを搭載し、ヘッドライトとテールライト以外に室内灯の制御についてもデコーダ1個で行うことができます。 \\ (車両側の配線加工が必要です)   * 4系統のファンクションを搭載し、ヘッドライトとテールライト以外に室内灯の制御についてもデコーダ1個で行うことができます。 \\ (車両側の配線加工が必要です)
 +  * デコーダ裏面のはんだジャンパを短絡させることで、CV29の設定を変更せずに進行方向を変更可能。
   * ヘッドライトとテールライトのLEDは、基板上に設置できます。   * ヘッドライトとテールライトのLEDは、基板上に設置できます。
   * ファンクション番号はF0-F28を任意に割り当て可能。   * ファンクション番号はF0-F28を任意に割り当て可能。
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 ^ 項目 ^ 内容 ^ ^ 項目 ^ 内容 ^
-| 基板寸法 | XXmm XXmm XXmm |+| 基板寸法 | 35mm 13mm 1.7mm |
 | 推奨最大電圧 | 16V \\ 搭載する鉄道模型車両の定格電圧以下で使用してください。 | | 推奨最大電圧 | 16V \\ 搭載する鉄道模型車両の定格電圧以下で使用してください。 |
 | 絶対最大定格電圧 | 22V | | 絶対最大定格電圧 | 22V |
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 ※本製品は、Nゲージ鉄道模型製品に搭載することを前提に設計・製造しております。 \\ ※本製品は、Nゲージ鉄道模型製品に搭載することを前提に設計・製造しております。 \\
 お客様の工夫により、より大きいゲージの鉄道模型製品に搭載することも可能ですが、自己責任でお願いいたします。 お客様の工夫により、より大きいゲージの鉄道模型製品に搭載することも可能ですが、自己責任でお願いいたします。
 +
 +----
 +
 +====== 基板の表記と対応するファンクション初期値 ======
 +
 +^ 基板表記 ^ ファンクション内容 ^ ファンクションキー番号 ^ 動作する走行方向 ^ 出力ポートの仕様 ^
 +| 1 (P1) | ヘッドライト | F0 | 前進 | 定電流出力 (約10mA) |
 +| 2 (P2) | テールライト左 | F1 | 後進 | 定電流出力 (約10mA) |
 +| ::: | 入替標識灯 | F7 | - | ::: |
 +| P3 | テールライト右 | F1 | 後進 | トランジスタ出力 (最大50mA) |
 +| P7 | 室内灯 (蛍光灯) | F3 | - | トランジスタ出力 (最大50mA) |
 +
 +※デコーダ裏面のREVジャンパを使用した場合、前進と後進の関係が逆になります。
 +
 +----
 +
 +====== 配線方法 ======
 +
 +K4595FへのLEDの搭載や配線は、下図のように行ってください。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:k4595f配線図.jpg?600|}}
 +
 +電解コンデンサの搭載はオプションとなりますが、搭載するとより安定した動作をさせることができます。
 +
 +----
 +
 +====== 搭載方法 ======
 +
 +<WRAP group>
 +<WRAP half column>
 +**1, 車両の分解**
 +
 +K4595Fデコーダを搭載する車両のボディを外します。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:1.jpg?200|}}
 +
 +</WRAP>
 +
 +<WRAP half column>
 +** 2, 椅子の取り外し **
 +
 +椅子パーツを取り外して、ライト基板にアクセスできる状態にします。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:2.jpg?200|}}
 +</WRAP>
 +</WRAP>
 +
 +
 +<WRAP group>
 +<WRAP half column>
 +** 3, ライト基板の取り外し **
 +
 +もともと搭載されているライト基板とスイッチパーツを取り外します。 \\
 +同時に通電用のバネも取り外します。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:3.jpg?200|}}
 +</WRAP>
 +
 +<WRAP half column>
 +
 +</WRAP>
 +</WRAP>
 +
 +
 +** 4, K4595Fデコーダの取り付け **
 +
 +<WRAP group>
 +<WRAP half column>
 +
 +ライト基板と交換する形で、K4595Fデコーダを搭載します。 \\
 +車両により、一部干渉箇所を加工する必要がある場合もあります。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:4.jpg?200|}}
 +</WRAP>
 +
 +<WRAP half column>
 +この際、通電用の板バネは最後に取り付けますのでまだ取り付けません。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:5.jpg?200|}}
 +</WRAP>
 +</WRAP>
 +
 +
 +** 5, 椅子パーツの取り付け **
 +<WRAP group>
 +<WRAP half column>
 +
 +椅子パーツを元に戻します。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:6.jpg?200|}}
 +</WRAP>
 +
 +<WRAP half column>
 +
 +</WRAP>
 +</WRAP>
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 +
 +
 +
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 +
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 +
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 +** 6, 通電バネの取り付け **
 +
 +<WRAP group>
 +<WRAP half column>
 +
 +DCCフレンドリーデコーダ取付用のフタを開けます。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:7.jpg?200|}}
 +</WRAP>
 +
 +<WRAP half column>
 +板バネをピンセット等で挟み、車両の通電板とデコーダの間に差し込みます。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:8.jpg?200|}}
 +</WRAP>
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 +
 +
 +
 +<WRAP group>
 +<WRAP half column>
 +途中までピンセットで挟んで押し込んだら、あとはピンセットの先などで押し込むと簡単に取り付けられます。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:9.jpg?200|}}
 +</WRAP>
 +
 +<WRAP half column>
 +最後にDCCフレンドリーデコーダ取付用のフタを戻したら完成です。
 +
 +{{:mobiledecoder2:k4595f:installation:10.jpg?200|}}
 +</WRAP>
 +</WRAP>
 +
 +
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 +----
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 +====== 各種ドキュメント ======
 +
 +DCCデコーダー (第二世代) 共通のドキュメントとなります。
 +
 +  * [[mobiledecoder2:docs:cvlist|CV値一覧]]
 +  * [[mobiledecoder2:docs:funcconfig|ファンクションの設定について]]
 +  * [[mobiledecoder2:docs:analogoperation|アナログ環境での運転方法と設定について]]
 +  * [[mobiledecoder2:docs:funconly-prog|ファンクション専用デコーダでのCV値読み出し]]
 +
 +  * [[mobiledecoder2:firmware|ファームウェア情報]]
  
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mobiledecoder2/k4595f.1657166050.txt.gz · 最終更新: 2022/07/07 03:54 by ytsurui

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