====== 搭載例: TOMIX モハ102 (動力車) ======
TOMIX モハ102 (品番/品名: 97935 103系 JR西日本仕様・混成編成・ウグイス) に、[[mobiledecoder2:m02light-n|M02Light-Nシリーズ]]を搭載する場合の作例です。
この作例では、モーター部分までは分解できるようにデコーダを搭載していきます。
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====== 用意するもの ======
* [[mobiledecoder2:m02light-n#型番ごとの機能対応表|M02Light-N-A-F0RA]] \\ (中間動力車用 室内灯型デコーダ)
* ポリイミドテープ (カプトンテープ)
* 直径2mmのプラ棒
* 銅箔テープ
* ポリウレタン電線、ジュンフロン電線等の少し細目の電線 \\ (モーターへの電流経路となるため、ライトユニット間の配線よりは太目にしてください)
* 室内灯用の通電ばね ([[https://hs-tamtam.co.jp/product/detail/295999/|TORM. TP-017]]が組付け確認済み)
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====== デコーダへの配線準備 ======
モーターの配線を、集電板への直接接続からデコーダ経由にできるように改造していきます。
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===== 車両の分解・通電箇所の絶縁 =====
車両から動力ユニットを取り外し、分解していきます。
この際に、集電板のどこにモーターへの通電バネが接触しているか確認しておきます。 \\
(たいていの場合、集電板にバネの接触跡が付いています)
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集電板を取り外し、モーターへの通電バネが接触している部分とその周辺にカプトンテープを巻き付けて絶縁します。
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絶縁が完了した集電板を一時的に組付けた様子です。 \\
上側が絶縁処理を行ったもの、下側はまだ未処理の集電板です。
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両方の集電板を絶縁したら、モーターへの通電箇所を銅箔テープを使用して新たに作っていきます。
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銅箔テープを5mm x 7mm程度に切り出し、モーターへの通電バネが接触していた場所に貼り付けていきます。
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===== 配線の引き出し =====
両側に銅箔テープを貼り終わったら、モーターへの配線を引き出すための穴を開けます。
まずは、ボディを並べてどのあたりから配線を出すと目立たなくなるか確認していきます。
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今回は、左の写真の青丸の箇所から配線を引き出せるようにします。
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穴を開けたら、左右も少し削り広げて、ケーブルの逃げを作っておきます。
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両側の穴あけを終え、仮で組付けたところです。
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集電板に貼り付けた銅箔テープにケーブルを取り付けます。
まず最初に銅箔テープの片隅に予備はんだを行いますが、はんだが広がってしまったり、厚くなってしまうと組みなおしたときに浮く原因となってしまうので、できるだけ薄く、少なくなるようにします。
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ケーブルを取り付けたら、穴にケーブルを通しながら集電板をを組付けます。
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両側の集電板に配線の取り付けが終わったら、動力ユニットを組み立てます。
この際に、絶縁用に挟まっているゴムシートを忘れないように組付けてください。 \\
(忘れると集電板・ダイキャストフレーム間でショートします)
モーター部分の椅子パーツが浮いてしまう場合は、干渉箇所を追加で削るなど、適宜調整を行ってください。
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====== DCCデコーダの搭載・配線 ======
DCCデコーダとして、[[mobiledecoder2:m02light-n|M02Light-Nシリーズ]]の[[mobiledecoder2:m02light-n#型番ごとの機能対応表|M02Light-N-A-F0RA]]を搭載します。
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===== デコーダ本体の準備 =====
[[mobiledecoder2:m02light-n|M02Light-Nシリーズ]]は、搭載する車両に合わせて延長部分の基板を継ぎ足して必要な長さの室内灯として使うことができる構造となっております。
まず、車両の長さに合わせて、どの程度の長さを用意すれば良いかを現物合わせで確認します。
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確認した結果、今回は延長基板を3マス分使用すればちょうど良いことがわかりましたので。左写真のようにカットします。
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デコーダ本体と延長基板をはんだ付けし、接続します。
マスキングテープで両基板を固定するか、あるいはこの作例のようになんらかの部材で基板を挟み、中心が合うように固定してからはんだ付けするとうまく接続できます。
接続部には、抵抗やLEDの足、すずメッキ線、あるいは銅線や真鍮線などを使用して通電するようにします。
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===== デコーダへのバネの取り付け・搭載準備 =====
デコーダ本体にバネを取り付け、線路からの給電ができるようにします。
この作例では、[[https://hs-tamtam.co.jp/product/detail/295999/|TORM. TP-017]]を使用しています。
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動力車での使用となりますので、バネを3mm程度カットし、必要な長さにします。
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デコーダ本体にバネを取り付けます。
あらかじめ真鍮製のネジが取り付けられているため、バネを時計回りに回しながら取り付けます。
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純正品の室内灯を搭載するのと同じ要領でデコーダを搭載しますが、そのまま搭載しますと椅子パーツ側の室内灯の支えとの間に空間があるため、デコーダが少し垂れ下がってしまいます。
そのため、車両への搭載前に、2mmのプラ丸棒を使用してスペーサーを作成し、両面テープで取り付けています。
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そのまま組み付けると、室内灯デコーダの後ろ側が干渉しましたので、先に切っておくことを推奨します。 \\
(この作例を作った際は、配線まで済んだ状態でしたので、取り外さずにこの状態で不要箇所を切断しました)
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これでデコーダ本体搭載の準備が整いました。 \\
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====== デコーダ搭載・配線作業 ======
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===== 車両へのデコーダ取り付け =====
純正品の室内灯を搭載するのと同じ要領でデコーダを搭載します。
この状態で通電すれば、室内灯はファンクション3ボタンでオンオフすることができます。
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モーターからの配線を、デコーダの「M+」「M-」端子に接続します。 \\
配線を左右でクロスさせないように接続してください。
====== 搭載完了・動作確認 ======
念のため、ボディを戻す前に一度線路上に置き、室内灯がF3でオンオフできるか確認します。 \\
問題がなければ、ボディを元に戻して完成となります。
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