====== T-DC100RA / T-DC100-T ====== TOMIX製 キハ100形 / 16m級の第三セクター向け気動車製品 (共にNゲージ) の基板を交換することで搭載することができるDCCデコーダです。 **T-DC100RA (動力車用)** **T-DC100-T (トレーラー車用)** ---- ====== おもな特徴 ====== * TOMIX製 キハ100形に搭載されているライト基板と入れ替えることで簡単にDCC化することができます。 \\ (サウンド機能はありません) * 内装パーツの構造に合わせて部品配置を行っているので、ライトケースの一部干渉箇所をわずかに切除するだけで搭載可能。 * 5系統のファンクションを搭載。 \\ 前後のヘッドライト、テールライト、室内灯を個別に制御可能。 * ファンクション番号はF0-F28をそれぞれ任意に割り当て可能。 * ヘッドライトを停車時に減光する機能を搭載。 * BiDi (Railcom) による車両アドレスの応答に対応。 * モーターのBEMFによるフィードバック制御に対応。 * アナログコントローラーでの操作に対応。 \\ 純直流出力コントローラーだけではなく、PWM出力方式のコントローラーにおいても走行可能です。 ---- ====== 仕様 ====== ^ 項目 ^ 内容 ^ | 基板寸法 | 120.5mm x 13.0mm x 1.7mm \\ 基板厚: 0.6mm | | 推奨最大電圧 | 16V \\ 搭載する鉄道模型車両の定格電圧以下で使用してください。 | | 絶対最大定格電圧 | 22V | | 定格出力電流 | 0.5A (モーター) / 0.1A (ファンクション) | | PWM周波数 | 40kHz + 30Hz/60Hz/120Hz \\ 低周波成分は、CV60の設定値で有効無効切り替え、変更できます。 | | デコーダリセット方法 | CV8 = 8 または CV8 = 13 を書き込む | ※本製品は、Nゲージ鉄道模型製品に搭載することを前提に設計・製造しております。 \\ お客様の工夫により、より大きいゲージの鉄道模型製品 (HOゲージ等) に搭載することも可能ですが、モーターがNゲージ用よりも大出力のものが搭載されていることにより、モーター出力回路が破損する恐れがありますので推奨しません。 ---- ====== 基板の表記と対応するファンクション初期値 ====== 基板上のファンクション出力端子と、コントローラー側のファンクション番号の対応は下記となっております。 ^ 基板表記 ^ ファンクション内容 ^ ファンクションキー番号 ^ 動作する走行方向 ^ 出力ポートの仕様 ^ | P1 | ヘッドライト | F0 | 前進 | 定電流出力 (約10mA) | | P2 | テールライト左 \\ (P1と同じ側に対応) | F1 | 後進 | 定電流出力 (約10mA) | | P4 | ヘッドライト | F0 | 後進 | 定電流出力 (約10mA) | | P5 | テールライト左 \\ (P4と同じ側に対応) | F1 | 前進 | 定電流出力 (約10mA) | | P7 | 室内灯(蛍光灯) | F3 | - | 定電流出力 (約10mA) | | - | ヘッドライト減光 | F4 | - | | | - | 入換標識灯 \\ (テールライトが常時点灯する) | F7 | - | | | - | 入換速度モード \\ (走行速度の上限値を下げる) | F7 | - | | ※基板表記が無いものは仮想ファンクションですが、ファンクションの初期値として便宜上表記してあります。 ---- ====== 搭載例 ====== 準備中です。 ---- ====== 各種ドキュメント ====== DCCデコーダー (第二世代) 共通のドキュメントとなります。 * [[mobiledecoder2:docs:cvlist|CV値一覧]] * [[mobiledecoder2:docs:motorctrl|モーター制御関連の設定]] * [[mobiledecoder2:docs:funcconfig|ファンクションの設定について]] * [[mobiledecoder2:docs:analogoperation|アナログ環境での運転方法と設定について]] * [[mobiledecoder2:docs:disable-bidi|BiDi(Railcom)の送出を無効にする方法]] * [[mobiledecoder2:docs:asymmetric-dcc|ブレーキ機能 (アシンメトリーDCC) について]] * [[mobiledecoder2:firmware|ファームウェア情報]] ----