モーターの配線を、集電板への直接接続からデコーダ経由にできるように改造していきます。
本作成例では銅箔テープを用いて客室内の窓のない個所から配線を引き出すように構成しました。
左の写真は加工後の椅子パーツ裏側の状態となります。
まず、集電用の銅板の配線経路となる箇所にカプトンテープで絶縁を行います。
その後、銅箔テープを使ってモーターへの配線経路を作成します。
DCCデコーダとして、M02Light-NシリーズのM02Light-N-C-F0RAを搭載します。
M02Light-Nシリーズは、搭載する車両に合わせて延長部分の基板を継ぎ足して必要な長さの室内灯として使うことができる構造となっております。
まず、車両の長さに合わせて、どの程度の長さを用意すれば良いかを現物合わせで確認します。 確認した結果、今回は左写真のように延長基板を3マス+1マス分しました。
デコーダ本体と延長基板をはんだ付けし、接続します。
マスキングテープで両基板を固定するか、あるいはこの作例のようになんらかの部材で基板を挟み、中心が合うように固定してからはんだ付けするとうまく接続できます。
接続部には、抵抗やLEDの足、すずメッキ線、あるいは銅線や真鍮線などを使用して通電するようにします。
デコーダ本体にバネを取り付けます。
あらかじめ真鍮製のネジが取り付けられているため、バネを時計回りに回しながら取り付けます。
作例では蛍光灯っぽい発色とするため 0.1mm 厚のプラペーパーを LED 部分に貼り付けました。
純正品の室内灯を搭載するのと同じ要領でデコーダを搭載し、モーターからの配線を、デコーダの「M+」「M-」端子に接続します。
配線を左右でクロスさせないように接続してください。