TOMIX キハ11のトレーラー車 (品番:2448) に、T-0448-B1-ADP、M02Light-Nシリーズを搭載する場合の作例です。
この作例では室内灯型デコーダであるM02Light-Nシリーズを使用しておりますが、T-0448-B1-ADPのみを搭載し、他のDCCデコーダをご使用される場合においても、途中までの作業内容は同じとなりますのでこちらの手順をご確認ください。
もともと搭載されている基板をT-0448-B1-ADPに交換し、DCCデコーダへの配線を引き出します。
※T-0448-B1-ADP-TypeA (LED取り付け済み) をご使用の場合は、この作業は必要ありません。
T-0448-B1-ADPにLEDと抵抗を取り付けます。
左の写真と同じように取り付けてください。
LED・抵抗については下記の組み合わせとなります。
部品番号 | 仕様 | 使用した型番 |
---|---|---|
D3 | 電球色LED 1608サイズ | OSMW1608C1A 購入: 秋月電子通商 |
D2 | 赤色LED サイドビュー | AA2810ASURSK 購入: Digikey 購入: Mouser |
R1, R2 | チップ抵抗1kΩ 3216 | RMCF1206JT1K00 (添付品) |
D2については、基板上の点線の位置に中心が合うように取り付けます。
また、D1については他の車両に搭載する際に使用するパッドであるため、この車両では使用しません。
基板上の各パッドにケーブルをはんだ付けして、デコーダに配線できるようにします。
今回の作例では、室内灯型デコーダM02Light-Nシリーズを搭載するため、ファンクションのみのケーブル接続となっております。
他のデコーダを積むなどの理由で必要な場合は、レール端子にもケーブルを接続してください。
今回はトレーラー車に搭載するため、そのままでは配線を引き出すことができません。
この作例では、車内の見えない場所に搭載するため、窓間隔が少し開いている場所から天井に向けて配線を引き出すようにします。
配線を取り出す穴は、左写真の赤丸の位置にφ1の穴を開けます。
ケーブルを配線する際に、モールドされているリブが一部邪魔になるため切除しました。
左写真、赤丸付近のリブを平らになるようにナイフなどで削り取ります。
加工した穴にケーブルを通しながら、基板を椅子パーツと床下機器パーツの間に挟み込み、組み立てていきます。
組み立てる前に、ケーブルが変なところに入らないように、カプトンテープ等で固定しておくと作業がより簡単になります。
床下機器をはめ込み、台車をねじ止めして元に戻したら完成です。
なお、ケーブルを取り付けた側に隙間ができていたり、変なそりが出た場合は、はんだ付けした箇所やケーブルなどが干渉している場合があるため、現物合わせで削るなど、適宜調整を行ってください。
DCCデコーダとして、M02Light-Nシリーズのうち、6ファンクション、電球色室内灯タイプのF02Light-N-A-F6を搭載します。
このデコーダを搭載することにより、ヘッドライトとテールライトの制御のほか、室内灯のオンオフが自由にできるようになります。
M02Light-Nシリーズは、搭載する車両に合わせて延長部分の基板を継ぎ足して必要な長さの室内灯として使うことができる構造となっております。
まず、車両の長さに合わせて、どの程度の長さを用意すれば良いかを現物合わせで確認します。この作例では、1つ目のLEDでカットして取付しました。基板間の接続にはφ0.8mmのスズメッキ線を半田付けしております。
デコーダ本体にバネを取り付け、線路からの給電ができるようにします。
この作例では、ストックしておいたTORM. TP-002(廃盤)を使用しておりますが、TORM. TP-017も同様に使用出来ます。
車両にデコーダを搭載したら、モーター出力とファンクション出力を接続します。
ヘッドライトはデコーダのP1端子に、テールライトはデコーダのP2端子に接続します。
この作例では、あらかじめ線材に着色しておいて配線ミスを防いでいます。