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搭載例: TOMIX キハ40

TOMIX キハ40の動力車に、T-0508ADPM02Light-Nシリーズを搭載する場合の作例です。

この作例では室内灯デコーダであるM02Light-Nシリーズを使用しておりますが、T-0508ADPのみを搭載し、他のDCCデコーダをご使用する場合においても、途中までの作業内容は同じとなりますのでこちらの手順をご確認ください。


用意するもの


T-0508ADPの搭載

もともと車両に搭載されている基板を、T-0508ADPに交換し、DCCデコーダへの配線を準備します。

抵抗・LEDの取り付け

※T-0508ADP-TypeA (LED取り付け済み) をご使用の場合は、この作業は必要ありません。

T-0508ADPにLEDと抵抗を取り付けます。
この作例では、もともとの基板からLEDを取り外して移植しています。


配線の取り付け

基板上の各パッドにケーブルをはんだ付けして、デコーダに配線できるようにします。

今回の車両は動力車ですので、MOTOR+、MOTOR-、+12V、H(ヘッドライト)、T(テールライト)の各パッドから配線を引き出します。

この作例では、後ろ側(R3、R4側)からモーターへの配線を引き出しました。


基板の組付け・組み立て

もともとの基板と同じようにT-0508ADPを組付けます。
デコーダへの配線は、もともと開いていた穴から通していますが、トレーラー車など穴が開いていない場合は適宜工夫してください。

あとはダイキャストフレームに組付け、外していたカプラーやスカート、台車等を元に戻したら配線準備は完了となります。


M02Light-N-A-F6RAの搭載

DCCデコーダとして、M02Light-Nシリーズのうち、両運転台車両なので6ファンクション、白色室内灯タイプのM02Light-N-A-F6RAを搭載します。

このデコーダを搭載することにより、ヘッドライトとテールライトの制御のほか、室内灯のオンオフが自由にできるようになります。

多段組み

デコーダ本体の準備

M02Light-Nシリーズは、搭載する車両に合わせて延長部分の基板を継ぎ足して必要な長さの室内灯として使うことができる構造となっております。

この作例では、最初にデコーダ本体と延長基板を接続しました。

デコーダ本体と延長基板の接続は、抵抗やコンデンサのリード線の余り、真鍮線や銅線などを使用して行うことができます。
可能であれば、少し硬めの線材を使用すると曲がりにくくなります。

多段組み

デコーダ本体にバネを取り付け、線路からの給電ができるようにします。

この作例では、TORM. TP-017を使用しています。

デコーダ本体にバネを取り付けます。

あらかじめ真鍮製のネジが取り付けられているため、バネを時計回りに回しながら取り付けます。

一度車両に当てて、必要な長さを確認します。

キハ40の場合は、この長さでも前面幕パーツの取り出し機構に当たってしまうため、もう少しカットする必要がありました。


車両へのデコーダ取り付け

純正品の室内灯を搭載するのと同じ要領でデコーダを搭載します。

デコーダを搭載したら、モーター出力とファンクション出力の配線を接続します。

前進側のヘッドライトはP1、テールライトはP2へ接続します。
後進側 (室内灯バネ側) のヘッドライトはP4、テールライトはP5に接続します。

この状態で動作確認を行い、問題がなければボディを元に戻して完成となります。