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dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486

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dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486 [2022/01/12 15:24] – [CV値の変更箇所] ytsuruidccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486 [2022/01/13 15:14] (現在) ytsurui
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 この作例では、KATO純正のLED室内灯クリア(11-211 / 11-212)を搭載し、デコーダから点灯制御できるようにします。 この作例では、KATO純正のLED室内灯クリア(11-211 / 11-212)を搭載し、デコーダから点灯制御できるようにします。
  
 +室内灯に付属している集電板を使用し、製品の説明書通りに取り付けていきます。
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 </WRAP> </WRAP>
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:20.jpg?400 |}}
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 +===== デコーダと室内灯の接続 (トレーラー車) =====
  
 +椅子パーツに室内灯の集電板を取り付けた状態で分解し、車両側の集電板のどの位置に接触するかを確認します。
 +</WRAP>
 +</WRAP>
  
 +<WRAP group>
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:21.jpg?400 |}}
 +</WRAP>
  
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 +接触する箇所に、油性マジックなどで印を入れておくと作業しやすくなります。
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 +
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:22.jpg?400 |}}
 +</WRAP>
 +
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 +床下から集電板を取り外し、室内灯の集電板と接触する箇所の前後も少し余裕を持たせて、カプトンテープ等を使用して絶縁します。
 +
 +この作例では、当該箇所にカプトンテープを巻き付ける方法で絶縁しています。
 +</WRAP>
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 +
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:23.jpg?400 |}}
 +</WRAP>
 +
 +<WRAP half column>
 +カプトンテープで絶縁した箇所の上に銅箔テープを貼り付け、UEW線を使用して配線を行います。
 +
 +配線の片方は「P7」パッドに、もう片方は「+12V」パッドに配線します。
 +</WRAP>
 +</WRAP>
 +
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:24.jpg?400 |}}
 +</WRAP>
 +
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 +前方から見るとこのようになります。
 +
 +銅箔テープにUEW線をはんだ付けする際に、デコーダから離れた位置にしてあります。 \\
 +これははんだが盛り上がった部分が室内灯の集電板と干渉しないようにするため、あえてこの位置にしてあります。
 +</WRAP>
 +</WRAP>
 +
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:25.jpg?400 |}}
 +</WRAP>
 +
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 +==== 床板と椅子パーツに隙間が開いてしまった場合 ====
 +
 +はんだ付けの状況によっては、左の写真のように隙間が開いてしまう場合があります。
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:26.jpg?400 |}}
 +</WRAP>
 +
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 +そのような場合は、一度分解して干渉している箇所を調整することで解消する場合があります。
 +
 +この作例では、椅子パーツ側の突起と、P7パッドのはんだが干渉してしまい、椅子パーツが若干浮いた状態になっておりました。 \\
 +(写真の赤丸部分)
 +</WRAP>
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 +
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 +<WRAP half column>
 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:27.jpg?400 |}}
 +</WRAP>
 +
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 +そこで、干渉箇所を少し削ることで解消することができました。
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:28.jpg?400 |}}
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 +===== デコーダと室内灯の接続 (動力車) =====
 +
 +動力車もトレーラー車と同様の手法で、室内灯とデコーダを接続できるように加工します。
 +
 +動力ユニット側の集電板にカプトンテープを巻き、絶縁しておきます。
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:29.jpg?400 |}}
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 +絶縁した部分に銅箔テープを貼り付け、デコーダに配線します。
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 +----
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:30.jpg?400 |}}
 +</WRAP>
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 +===== 室内灯プリズムのカット・調整 =====
 +
 +ここまでの作業で室内灯の電気的な配線が完了しました。
 +プリズムが車両より長いので、そのまま折り取ってもよいのですが、今回はノコギリで車両の長さに合わせてカットしました。
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:31.jpg?400 |}}
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 +上が製品状態、下がカット後になります。 \\
 +折り取り箇所と端部のちょうど中間の位置で切断するとぴったりと収まる長さになりました。
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:32.jpg?400 |}}
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 +動力車に仮設置した状態です。 \\
 +ちょうと車両の端までプリズムが来ているのが分かるかと思います。
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:33.jpg?400 |}}
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 +トレーラー車両にもプリズムを組み付けます。 \\
 +ボディを被せる前に動作確認を行い、ライト類の点灯と室内灯の点灯を確認しておくとよいでしょう。
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:34.jpg?400 |}}
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 +動作確認が終了したら、ボディを被せて完成です。
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 +{{ :dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1486:35.jpg?400 |}}
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 +===== 動力車から接触音がした場合 =====
 +
 +走行させた際に、何かが擦れるような音がする場合があります。 \\
 +そのような音がした場合は、デコーダ本体とフライホイールが接触してしまっている場合がありますので一度分解し、モーターを固定しているプラパーツとデコーダの間に何かを挟み、クリアランスを確保することで解消できます。
 +
 +作例では、t0.1のプラペーパーに両面テープを貼ったものを作成し、二か所に貼り付けて再度組み立てることで問題なく走行するようになります。
 +
 +この問題については、デコーダ本体の部品実装エリアの都合上、フライホイールの逃げを用意することが困難であったため、一部車両でこのような対応が必要となってしまいます。
 +
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 +</WRAP>
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 ====== 完成後のファンクション・CV値の変更 ====== ====== 完成後のファンクション・CV値の変更 ======
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 ^ CV番号 ^ 出荷時の値 ^ 変更後の値 ^ 内容 ^ ^ CV番号 ^ 出荷時の値 ^ 変更後の値 ^ 内容 ^
-37 | 64 | 65 | P1 LED(ヘッドライト) F0/後進での点灯をF1/後進での点灯に変更 \\ (REVジャンパ使用のため、前進後進の関係は逆) |+35 | 64 | 65 | P1 LED(ヘッドライト) F0/後進での点灯をF1/後進での点灯に変更 \\ (REVジャンパ使用のため、前進後進の関係は逆) 
 + 
 +---- 
 + 
 +===== おまけ: クモユニ147と連結したときのファンクション対照表 ===== 
 + 
 +| ^<-前進  ^^^  後進->^^^ 
 +| ^  クハ118 (トレーラー車)  ^^  クモハ119 (モーター車)  ^^  クモユニ147 (トレーラー車)  ^^ 
 +^ ヘッドライト |F0  |  -  |  -  |  F1|F5  |  F6| 
 +^ テールライト |F0  |  -  |  -  |  F1|F5  |  F6| 
 +^ 室内灯 |  F3  ||  F3  ||  -  || 
 +^ ヘッドライト減光 |F4  |  -  |  -  |  F4|F4  |  F4|
  
 ---- ----
  
dccdecoder/搭載事例/k3057ra/kato-10-1486.1642001060.txt.gz · 最終更新: 2022/01/12 15:24 by ytsurui

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