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mobiledecoder2:m02f7ra

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mobiledecoder2:m02f7ra [2021/09/07 12:28] – [M02F0RA] ytsuruimobiledecoder2:m02f7ra [2022/03/10 13:21] (現在) – [各種ドキュメント] ytsurui
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-====== M02F7RA (予定品) ======+====== M02F7RA / M02F0RA ======
  
-{{::mobiledecoder2:m02f7ra-normal-top-3d.png?200|}} +{{:mobiledecoder2:m02f7ra:m02f7ra-rev1.jpg?300|}} 
-{{::mobiledecoder2:m02f7ra-normal-bottom-3d.png?200|}}+{{:mobiledecoder2:m02f7ra:m02f7ra-rev1-bottom.jpg?250|}}
  
 30mm x 10mmの小型形状とした汎用型デコーダです。 \\ 30mm x 10mmの小型形状とした汎用型デコーダです。 \\
 搭載する車両に合わせて電線のはんだ付け等が必要です。 搭載する車両に合わせて電線のはんだ付け等が必要です。
 +
 +[[mobiledecoder2:docs:cvlist|CV値一覧]]
 +
 +[[https://mt40.booth.pm/items/3343351|頒布はこちら (外部サイト)]]
  
 ------ ------
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 ==== M02F7RA ==== ==== M02F7RA ====
 +
 +{{ :mobiledecoder2:m02f7ra:m02f7ra-top.jpg?200|}}
  
 本型番の基本的な機能を備えたモデルです。 \\ 本型番の基本的な機能を備えたモデルです。 \\
 モーター出力 / BiDi(Railcom) / 7ファンクション出力を備えています。 \\ モーター出力 / BiDi(Railcom) / 7ファンクション出力を備えています。 \\
 機関車型や電車型の動力車への搭載など、多用途に使用できます。 機関車型や電車型の動力車への搭載など、多用途に使用できます。
- 
  
 ==== M02F0RA ==== ==== M02F0RA ====
  
 +{{ :mobiledecoder2:m02f7ra:m02f0ra-top.jpg?200|}}
 M02F7RAから、ファンクション出力を省略したモデルです。 \\ M02F7RAから、ファンクション出力を省略したモデルです。 \\
 室内灯の制御が不要な、中間動力車に適しています。 室内灯の制御が不要な、中間動力車に適しています。
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 ---- ----
  
-===== おもな特徴・仕様 =====+===== おもな特徴 =====
  
   * 7系統のファンクション出力を搭載 \\ (ヘッドライト前後、テールライト左右 x 前後、キャブライト等 x 1)   * 7系統のファンクション出力を搭載 \\ (ヘッドライト前後、テールライト左右 x 前後、キャブライト等 x 1)
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   * アナログコントローラーでの操作に対応。 \\ 純直流出力コントローラーだけではなく、PWM出力方式のコントローラーにおいても走行可能です。   * アナログコントローラーでの操作に対応。 \\ 純直流出力コントローラーだけではなく、PWM出力方式のコントローラーにおいても走行可能です。
  
-※M02F0RAにはファンクション関連の機能は搭載されていません。+※M02F0RAにはファンクション関連の機能は搭載されていません。 \\ (ファンクション出力用のMOSFETを省略していますが、ファームウェア・回路レベルではM02F7RAと同等ですので、お客様の自己責任で省略されている部品を搭載すれば動作します) 
 + 
 +---- 
 + 
 +====== 仕様 ====== 
 + 
 +^ 項目 ^ 内容 ^ 
 +| 基板寸法 | 30mm x 10mm x 1.7mm | 
 +| 推奨最大電圧 | 16V \\ 搭載する鉄道模型車両の定格電圧以下で使用してください。 | 
 +| 絶対最大定格電圧 | 22V | 
 +| 定格出力電流 | 0.5A (モーター) / 0.1A (ファンクション) \\ ※ファンクション出力は、合計となります。 | 
 +| 走行用PWM周波数 | 40kHz + 30Hz/60Hz/120Hz \\ 低周波成分は、CV60の設定値で有効無効切り替え、変更できます。 | 
 +| デコーダリセット方法 | CV8 = 8 または CV8 = 13 を書き込む | 
 + 
 +※本製品は、Nゲージ鉄道模型製品に搭載することを前提に設計・製造しております。 \\ 
 +お客様の工夫により、より大きいゲージの鉄道模型製品 (HOゲージ等) に搭載することも可能ですが、モーターがNゲージ用よりも大出力のものが搭載されていることにより、モーター出力回路が破損する恐れがありますので推奨しません。 
 + 
 +----
  
------- 
  
 ===== 基板の表記と対応するファンクション初期値 ===== ===== 基板の表記と対応するファンクション初期値 =====
  
-^ 基板表記 ^ ファンクション内容 ^ ファンクションキー番号 ^ 動作する走行方向 ^ +^ 基板表記 ^ ファンクション内容 ^ ファンクションキー番号 ^ 動作する走行方向 ^ 出力ポートの仕様 
-| P1 | ヘッドライト | F0 | 前進 | +| P1 | ヘッドライト | F0 | 前進 | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) 
-| P2 | テールライト左 \\ (P1と同じ側に対応) | F1 | 後進 | +| P2 | テールライト左 \\ (P1と同じ側に対応) | F1 | 後進 | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) 
-| P3 | テールライト右 \\ (P1と同じ側に対応) | F1 | 後進 | +| P3 | テールライト右 \\ (P1と同じ側に対応) | F1 | 後進 | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) 
-| P4 | ヘッドライト | F0 | 後進 | +| P4 | ヘッドライト | F0 | 後進 | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) 
-| P5 | テールライト左 \\ (P4と同じ側に対応) | F1 | 前進 | +| P5 | テールライト左 \\ (P4と同じ側に対応) | F1 | 前進 | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) 
-| P6 | テールライト右 \\ (P4と同じ側に対応) | F1 | 前進 | +| P6 | テールライト右 \\ (P4と同じ側に対応) | F1 | 前進 | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) 
-| P7 | 室内灯(蛍光灯) | F3 | - | +| P7 | 室内灯(蛍光灯) | F3 | - | トランジスタ出力: 電流制限なし \\ (最大50mA程度まで) 
-| - | ヘッドライト減光 | F4 | - | +| - | ヘッドライト減光 | F4 | - 
-| - | 入換標識灯 \\ (テールライト左のみ点灯) | F7 | - | +| - | 入換標識灯 \\ (テールライト左のみ点灯) | F7 | - 
-| - | 入換速度モード \\ (走行速度の上限値を下げる) | F7 | - |+| - | 入換速度モード \\ (走行速度の上限値を下げる) | F7 | - |
  
 ※基板表記が無いものは仮想ファンクションですが、ファンクションの初期値として便宜上表記してあります。 ※基板表記が無いものは仮想ファンクションですが、ファンクションの初期値として便宜上表記してあります。
  
-------+---- 
 + 
 +===== 搭載時の配線方法 ===== 
 + 
 +初期状態では、下図のように配線すると正しく動作するようになっております。 \\ 
 +(M02F0RAではファンクション関連の配線は接続しても動作しません) 
 + 
 +{{:mobiledecoder2:m02f7ra:m02f7ra-rev1-connection.jpg?600|}} 
 + 
 +ファンクション関連のCV値を変更した場合は、必ずしもこのように動作するとは限りませんので、変更した内容に合わせて適宜配線を行ってください。 
 + 
 +本デコーダの出力ポートは定電流仕様になっておりませんので、LEDを接続する際には、必ず電流制限抵抗を挿入して接続してください。 \\ 
 +(LEDの焼損、またはデコーダの破損原因になる場合があります) 
 + 
 +---- 
  
 ===== 各種ドキュメント ===== ===== 各種ドキュメント =====
行 67: 行 104:
   * [[mobiledecoder2:docs:disable-bidi|BiDi(Railcom)の送出を無効にする方法]]   * [[mobiledecoder2:docs:disable-bidi|BiDi(Railcom)の送出を無効にする方法]]
  
 +  * [[mobiledecoder2:firmware|ファームウェア情報]]
  
  
-------+ 
 +----
  
 ====== Open Source ====== ====== Open Source ======
行 80: 行 119:
  
 [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware|https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware]] [[https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware|https://github.com/ytsurui/dcc-decoder2-firmware]]
 +
 +----
 +
 +====== ファームウェア書き換え方法 ======
 +
 +ファームウェア書き換えは、デコーダ本体にあらかじめ装備されている「PROG」端子を使用して行います。 \\
 +この端子に、UPDI対応のAVRライターを接続して書き換えを行います。
 +
 +===== 書き換え手順 =====
 +
 +書き換え手順には、Arduino IDEでスケッチを書き込む方法、すでにコンパイル済みのバイナリを書き込む方法の2つがあります。
 +
 +  * [[mobiledecoder2:firmupdate:arduino|ファームウェア更新方法 (Arduino版、こちらを推奨)]] 
 +  * [[mobiledecoder2:firmupdate:writehex|ファームウェア更新方法 (Hexファイルの書き込み)]]
 +
 +AVRライターをお持ちでない場合、Arduinoデバイスがあればそれをライターとして使用することができます。
 +
 +  * [[mobiledecoder2:firmupdate:jtag2updi|jtag2updiを使用したUPDIライターの作成方法]]
 +
 +===== 書き換え時の接続方法 =====
 +
 +Arduino Unoをライターとして使用する際の接続方法を下図に示します。
 +
 +{{:mobiledecoder2:m02f7ra:m02f7ra-progconn.jpg?600|}}
 +
 +
 +デコーダ本体に電源供給を行わないとマイコンが動作しないため、この例ではArduino本体の+5VとGNDをデコーダの線路電源入力に接続しています。 \\
 +もちろん、線路電源入力に+12Vを供給したり、あるいはDCC線路から直接電源供給しても書き換えできます。
 +
 +----
  
  
  
  
mobiledecoder2/m02f7ra.1631017713.txt.gz · 最終更新: 2021/09/07 12:28 by ytsurui

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