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dccdecoder:搭載事例:k3057ra:kato-10-1918

搭載例: KATO HB-E300系先頭車 (10-1917 / 10-1918など)

KATO HB-E300系にK3057シリーズを搭載します。
本事例ではK3057RA-S / K3057-ST M+Tセット TypeD (HB-E300向け)を使用していますが、K3057RA-S、K3057-STにLEDを取り付ける場合は製品の基板と同じ配置にてLEDを取り付けてください。

この搭載例では、ヘッドライト、テールライト、室内灯をDCCで操作できるようにします。

動力車(HB-E301)にはK3057RA-S、トレーラー車(HB-E302)にはK3057-STを搭載します。
リゾートしらかみの中間車にF02-P7onlyを取り付ける場合はKATO HB-E300系中間車をご確認ください。


用意するもの


動力車(HB-E301)の加工

もともと搭載されている基板を動力車用デコーダK3057RA-Sに交換し、室内灯への配線を行います。
室内灯への配線を行わない場合は手順の途中まで参照してください。

車両の分解

ボディと床板を分解して外します。


デコーダ及び車両の加工

もともと搭載されていた基板と置き換える形でK3057RA-Sを搭載します。

基板の先端部分をサインペンで黒く塗ります。
そのままの状態ではテールライトを点灯させた際にヘッドライト側に光漏れしてしまいます。

集電板とデコーダが接触して破損することを防ぐため、デコーダ裏面のPROG端子周辺をカプトンテープで絶縁します。
写真のように、PROG端子と隣接している線路電源のパッドまでまとめて絶縁してしまうことが確実です。

これは、PROG端子のみですと、取り付け時の取り扱いによっては、集電板がテープをはがす方向に作用してしまうことが考えられることや、集電板自体にプレス加工が行ってあり、中央部分のパッドで接触する構造となっているため、一か所程度は絶縁してあっても問題なく動作するためです。

座席パーツの突起部分がデコーダと干渉するため切除します。

室内灯を取り付ける場合は配線をが入る部分も切除します。

連結面側に配線を通すための穴を開けます。

デコーダに配線を取り付けます。
室内灯のみを取り付ける場合は「P7」「12V」、コンデンサを取り付ける場合は「GND」にも結線します。
室内灯とコンデンサを取り付けない場合はこの作業は不要です。

デコーダ本体の部品実装エリアの都合上、フライホイールの逃げが無いため、走行させた際に擦れた音がする場合があります。
作例では、t0.1のプラペーパーを両面テープで貼りつけました。


デコーダの搭載

デコーダを動力ユニットに組付けます。
デコーダのみを取り付ける場合は元通り組み立てれば搭載作業終了です。

室内灯への配線を穴に通し、座席パーツも組付けます。

メーカー純正の室内灯から集電用の足を取って取り付けました。

「P7」「12V」端子から引き通した線を室内灯へ、「GND」「12V」端子から引き通した線をコンデンサに接続します。
「12V」端子からの線は共用しています


動作確認

ボディを取り付ける前に各ファンクションの点灯、動力の動作確認をします。


トレーラー車(HB-E302)の加工

もともと搭載されている基板をトレーラー車用デコーダK3057-STに交換し、室内灯への配線を行います。
室内灯への配線を行わない場合は手順の途中まで参照してください。

車両の分解

ボディと床板を分解して外します。


デコーダ及び車両の加工

もともと搭載されていた基板と置き換える形でK3057-STを搭載します。

基板の先端部分をサインペンで黒く塗ります。
そのままの状態ではテールライトを点灯させた際にヘッドライト側に光漏れしてしまいます。

HB-E302は動力車と逆向きの連結となりますが、デコーダに装備されているディレクション逆転ジャンパ(緑 丸箇所)をはんだブリッジで接続しておくと、進行方向の設定が逆転できます。
この設定を行なっておくと、CV29 で進行方向を逆転する必要がなくなりますので、初期状態で動力車とファンクションの関係性を合わせることができます。

デコーダに配線を取り付けます。
室内灯のみを取り付ける場合は「P7」「12V」、コンデンサを取り付ける場合は「GND」にも結線します。
室内灯とコンデンサを取り付けない場合はこの作業は不要です。


デコーダの搭載

デコーダを床下パーツに組付けます。
デコーダのみを取り付ける場合は元通り組み立てれば搭載作業終了です。

室内灯への配線を連結面側に引き通し、座席パーツも組付けます。

「P7」「12V」端子から引き通した線を室内灯へ、「GND」「12V」端子から引き通した線をコンデンサに接続します。
「12V」端子からの線は共用しています


動作確認

ボディを取り付ける前に各ファンクションの点灯確認をします。


CV値の設定について

デフォルトの設定は以下の通りとなります。

ヘッドライト F0
テールライト F1
室内灯 F3
ヘッドライト減光 F4
入換モード F7

デフォルトの設定では「F7」入換モードでは入換灯としてテールライトが点灯しませんが、以下のCV値を変更することで入換灯として点灯させることが可能となります。

CV番号 出荷時の値 変更後の値 内容
116 242 243 P3 照度およびファンクション種別 「照度15 (最大) / テールライト右」を「照度15 (最大) / テールライト左」に変更

dccdecoder/搭載事例/k3057ra/kato-10-1918.txt · 最終更新: 2025/03/16 14:22 by msaito

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